記入日 2009/03/12

■ WANTED


ジャンルアクション 公開2008年
監督ティムール・ベクマンベトフ アメリカ


VFX満載の映画で主演にアンジェリーナ・ジョリーにモーガン・フリーマン、ジェームズ・マカヴォイ・・配役も凄いです。
最初から最後までハデなVFXで、しかも無駄なCGは極力減らし、実物をうまく合成したりすることで素晴らしい迫力を出しています。
マトリックスのマシンガン撮影のような斬新な撮影方式とはことなりますが、ハデなシーンの連続でとにかく楽しめます。
弱い人間が成長し、強くなっていき最後はもっとも強い人物になる。そう言う映画は多数ありますが、やはりこの手の映画に大抵の男は惹かれると思います。
ストーリーは、冴えないサラリーマンが暗殺者の世界に強引に引きずり込まれ、世界観が大きくかわっていく。
最初はその世界を否定しながらも、自分への劣等感やヒロインの存在もあり、自ら足を踏み入れていく。
最強の暗殺者であった父の敵を討つ為に、父を超えるために鍛え、努力し、苦悩していくなかで裏切り、本当の敵の存在に気がつき、自分の意思による戦いが始まる。
しかし、この手の映画でのアンジーは本当にはまり役で格好良い。
最後の最後までクールで、自分の信じた道を微塵も疑わず信念を貫き通し、最後は定めのために主人公のために・・・
ただ、この最後だけは少し残念だった。
ストーリーとして、この最後は当然の結果かもしれない。それでも別の結末があれば・・・
この映画はVFXを楽しむことが最大の目的なのでストーリーの細かいところを気にしすぎてはいけないのかもしれないが、続編を期待するからには結末だけは違って欲しかった。
もっとも、途中で描かれていたアンジーの過去の出来事を考えると、「当然の行動」だったのかもしれないが。
パラレルワールドとしての続編が出ないかな・・・