芭蕉翁句碑(左)
天保11年(1840)に建立。かつてあった
大池を眺め、松尾芭蕉が詠んだ「名月や池を
めぐりて夜もすがら」の句が刻まれている。
参道を10m程入って左側。
境内の石碑など・・・
宿龍池之碑(右)
かつてこの地にあった大池を偲び建てられた碑。昔よりその池に伝わってきたとされる
龍伝説が刻まれている。芭蕉翁之句碑と向かい合うように建てられている。
参道入って右側。
石段を登って水屋と書院
この先に本堂がある。
水屋には地蔵菩薩が安置されている。
台座の下から水が流れるようになっている。
能成寺之碑(下)
天保14年(1843)10月建立。
甲斐の三筆の一人、一宮浅間神社副祝・伴希真(古屋峰城)が篆額を書きその下に徽典館(山梨大学の前身)の学頭・友野霞舟が撰文をしたものを甲府勤番支配・浅野長祚が謹書した。大きさは畳一丈ほどで近世の名碑と言われている。
書院裏手の岩盤の上に建つ。
大野九郎兵衛夫妻の墓(伝)
赤穂浪士で有名な赤穂浅野家家老で、大石内蔵助と意見が対立し仇討ちには加わらなかった大野九郎兵衛とその妻の墓と言われるもの。背面には「死する期は白黒とても見えずとも彼の岸にては打たむ渡り手」と言う辞世の句が刻まれている。
旧墓地の大樫の根元にある。