ご存知ですか!?H15.1版
☆:「そば焼き餅」は現在の「御焼(おやき)」 *:昔、携行食として重宝された物の中に「そば焼き餅」があります。 その名の通り、そば餅を焼いたものがそば焼き餅です。そば餅には、そばがきを丸めただけのものと、 さらに漬物やあずき餡などをくるむものなどとがあり、今も御焼(おやき)として親しまれています。 そば焼き餅は、古くから各地で作られていた様で、飛騨のアズキハラマセはそばがきに塩味をつけた あずき餡を包んで茹でたもので、ハラマセは「孕ませ」の意味。あずき餡が沢山入っていて、まるで 妊婦のおなかの様にふくれていることからこの名がついたとか。 調理方法も、その地方によって熱灰に埋けて(いけて)蒸し焼きにする方法や、煎餅風に、焙烙に溶い たそば粉を薄く流して焼いたりするなど様々。 また、素材も皮を作るもの、そば粉と小麦粉を混ぜるもの、米粉で作るもの、そば粉とサトイモを練り 合わせてから焼くものなど、各地方によっていろいろです。 |