ご存知ですか!?H14.5版
Q:もりそばを「せいろ」と言うのはどうして? A:江戸時代の初期には、そばを茹でるのでは なく、蒸篭(せいろ)で蒸して出す「蒸し そば切り」が流行ったことがありました。 当時は、つなぎなしの生粉打ちで茹でる時 麺が切れやすかった為、蒸すという手法を 取ったと考えられます。 また、当時はそばやうどんは菓子屋で作ら れていたため、蒸すという手法が取られたとも 言い、これらの名残で、現在も蒸篭が器として 使われ、「せいろ」の名も残ったわけです。 |
Q:もりそばやかけそばの語源は何? A:そばというものが現在のような麺状で食さ れる様になった江戸時代中期、元々の「蕎 麦切り」の食べ方は、汁につけて食べるも のでした。しかし元禄の頃気短な江戸っ子 が、汁をそばの上からかけて食べだし、こ れが「ぶっかけ」と呼ばれ、寒い時期には 暖かい汁をかけて出される様になりました. これが「かけ」と略されて呼ばれる様にな り、それまでの汁につける食べ方を、盛り付 け方から「もり」と称して区別しました。 |