乳がんの世界的流行

乳がんが全世界に蔓延している。アメリカの週刊誌『タイム』は「なぜ、乳がんが世界中に広がっているのか」という特集を組んだ(2007年10月15日号)。乳がんがアジア・アフリカにまで広がったのは乳・乳製品の消費が世界的規模で拡大したからである。バターとクリームの香りが全世界を覆うようになったからである。西洋文明が世界を制覇したと言うこともできる。欧米の食生活(乳文化)は文明の象徴であり、アジア・アフリカの憧れである。

乳がんはもともと欧米の風土病(地方病)であったが、乳食文化が世界中に広がったため、欧米の地方病が世界的流行病となった。しかし、本元の欧米では1990年ごろから乳がん死亡が減りはじめた。バターの消費量が大きく減ったからである。

ところが、日本女性に乳がんが急増している。下図をご覧ください。左は乳がん患者数(1975〜2004年)、右は乳がん死亡数(1958〜2008年)、増加はあまりにも急激である。

日本女性の乳がん激増の原因は何か。乳・乳製品である。

スイーツを食べてはいけないなんて! 詳しくは、

牛乳と乳がん



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